佐伯祐三さん

図書館から借りた佐伯祐三さん関連の本をこの2・3日続けて読んでいます。私は、今回始めてこの方の絵を知ることになりましたが、佐伯祐三さんの紹介を本の中から抜き出してみますと>閃光のような鋭い作品を遺して夭折した画家
>30才という若さの死、前後2回のパリでの制作生活も3年間にも満たない(「佐伯祐三 絵と生涯」監修・朝日 晃 講談社 より抜粋)
>パリに燃えた青春・・・(「佐伯祐三」朝日 晃 NHKブックスより)
このような記述のされている画家。どんな生涯を送られ、どんな絵を描いておられるのだろうと興味が膨らみます。


油絵を熱心にいつも見ているわけではない、偶然佐伯さんの絵に出会ったそんな私がブログに感想を書こうというのも、恐れ知らずだと思いますが、そういえばどなただったか忘れましたが、こんな風に言っておられたのを思い出します。
何も知らない子供や知識を持っていないものが、「これ、いいですね。」そう言って喜んで作品を見てくれたり、口ずさんでくれたり、・・・・そうされるのが、いちばんうれしい。
そのような言葉に甘えながら、書いています。


きょうは、少しだけ。
本の中に掲載されていた佐伯さんの数々の絵、題材となった実際の景色の写真と並べてあったりしました。写真から受ける印象とはまた違った、画家の描きたいとする心が見ている私の心を圧倒するものがあります。
色は少し暗めのものが多いようですが引き付けられます。美術館などでいつか実際の絵を見て見たいなと思います。
佐伯祐三さんの奥さんも若い頃に、川合玉堂(近代日本画壇の巨匠と呼ばれている)の自宅に日本画の勉強に行っておられたことがあるそうですし、夫婦2人揃って、二科展での活躍もあるとか。
油絵と共に、佐伯祐三さんを取り囲む人達や生涯に思いをはせながら、興味深く本を読みました。