[アート]佐伯祐三(2)

明治時代後半から昭和に入ってすぐの頃を生きた“天才画家”と呼ばれる『佐伯祐三』と言う方についての本をこの頃読んでいました。前にも少し書いてみましたが、申し訳ないことにお名前を間違って書いていました。「祐三」が正しいのですが、・・裕三・・と書いていましたので、きょう直したところです。
先日、魔笛の映画を見に広島の中心部まで出かけましたので、この際だからと、ゴッホの絵がたくさん展示されている〔ひろしま美術館〕に立ち寄ってみました。その時に、佐伯祐三さんがフランスにて敬意を寄せておられた、ヴラマンクという画家の絵を1枚見ることができました。
 モーリス・ド・ヴラマンク
木のある風景
Maurice de VLAMINCK(1876-1958)
Paysage avec arbres c.1950 60×73cm


インターネットで、ヴラマンクと言う人がどんな絵を描いておられたのか見ていたのですが、同じ絵は見ることができませんでしたが、強い風が吹いている冬の風景のようで荒々しい迫力が満ちていました。草木は色鮮やかさもあり、空の色は、佐伯祐三さんの絵でも印象的だった、『プルシャン・ブルー』というのですか(?)よく似た色だと思いました。先入観があるのかもしれませんが、激しいタッチが、フランスでの佐伯さんの絵と似ている気がしました。ヴラマンクに近づこうと、追い求めようと苦闘しておられた時期があったと、本で読みましたが絵を見ているとそんな背景にも、興味が湧きました。