『ウェブ時代をゆく』を読んで


ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)

梅田望夫さんの新刊『ウェブ時代をゆく』の感想を書いてみようと思います。
ウェブ進化論』からの読者としてウェブ初心者の私の感じる所ですが、梅田望夫さんの意気込みがますますアップされてきた気がしました。出版前に宣言しておられましたが、「この本の感想文はすべて読みますよ。」と言う言葉からもそう思いましたし、・・・・身近な事で言うと、本当に片隅で書いている私のエントリーにもすぐにはてなスターをつけて下さっていて、びっくりしたりうれしかったりの経験をしました。
このように、ご自分の書いたことの反応に真摯に向き合い続け、そこからさらに次の目標へと進まれる、そんな姿勢をこの『ウェブ時代をゆく』の内容からも、感じました。中でも、反応の内容には、オプティミズムに対して賛否両論の激しい言葉がコメント欄や書評の中で公開されることもあり、私だったら怒ったり泣いたりしそうですが、その中を乗り越えてこられ、それでもオプティミズムを貫こうとしておられることにエールを送りたいと思いました。きっと、梅田さんも日本の現状の厳しさを十重承知の上でこうして特に若者に語りかけておられると、思っています。


話は少し変わりますが、今回特に梅田さんの自伝を読んでいるような感じも持ちました。ごく個人的なご家族のお話とか友人、知人とのお話も包み隠さず書いてあり、覚悟をしての文章だと思いました。
まさに、ご自分がけものみちを歩いてこられた経験を、これからの若者のサバイブしていく為に、ロールモデルのひとつとして、さしだしておられるようです。


本文を読むと、「いかに働き、いかに学ぶか」若くはない私でも、しげきをうけることがたくさんありました。天才的な方のお話などは、そのまま当てはまる事は私にはないものの、ささやかながらインターネット関連の勉強をもっとしてみようかと考え始めました。(「ウェブ・リテラシーを持つ」よう助言するだろう(p.206)
・・・から刺激を受けました。)


最後になりますが、もうひとつ個人的な話ですが、文中に梅田さんの若い友人にブログを開くように薦めてくださったと言うお話がありました、まさにその方 bookscannerさんのエントリーの愛読者でしたので、その話が書かれていて少しびっくりしました。そのおかげで、日頃目にする事のない貴重な本をインターネットで見ることが出来るのを教えていただいたり、世界の最先端で行われているスキャナーの様子を垣間見せていただいたりできたのですね。インターネットを通じて、梅田さん、bookscannerさん、愛読者としての私が繋がっていたのだとなつかしい気持ちと感謝の気持ちでいます。


ちゃんとした読書感想になりませんが、きょうのところはこのあたりで。