散歩など

少しさぼっていた散歩、きょうこそはと、歩いてきました。いろいろ理由をつけてお休みしてしまいます。村上春樹さんの『走ることについて語るときに僕の語ること』の中に、こんな文章がありました。
>>もし忙しいからというだけで走るのをやめたら、間違いなく一生走れなくなってしまう。走り続けるための理由はほんの少ししかないけれど、走るのをやめるための理由なら大型トラックいっぱいぶんはあるからだ。僕らにできるのは、その「ほんの少しの理由」をひとつひとつ大事に磨き続けることだけだ。暇をみつけては、せっせとくまなく磨き続けること。(P.102〜103)


また、こんなことも。
>>たとえ絶対的な練習量は落としても、休みは二日続けないというのが、走り込み期間における基本的ルールだ。筋肉は覚えの良い使役動物に似ている。注意深く段階的に負荷をかけていけば、筋肉はそれにたえられるように自然に適応していく。・・・・(省略)・・・しかし負荷が何日か続けてかからないでいると、「あれ、もうあそこまでがんばる必要はなくなったんだな。あーよかった」と自動的に筋肉は判断して、限界値を落としていく。(P.101)


そうだ。と、この文章を思い浮かべながらも、一方で、ひさしぶりに仕事を頑張ろうかと取り掛かった所(事務仕事ですが)、仕事上の知識が錆付いた機械のようにぎすぎす音を立てて頭の中で動いてくれません。
運動をする事、仕事の技術を磨く事、バランスをとって続けるのは簡単ではありませんね。


散歩の途中見かけた自然の色と形。右上の1枚はタンポポの仲間だろうかと思いますが、綿毛を写して見たくなって立ち止まりました。2枚目は、細い川にかかる石橋に絡む蔦の葉の紅葉です。