開高健さんの新刊

今朝の読書ですが、開高健ルポルタージュ選集『過去と未来の国々』のルーマニアの所を読みました。少しずつ読んでいるのですが、未知の国のベールを取るような感じで、興味が膨らみます。
地図を開いて、開高さんの話に沿って場所を探しながら読みました。ブカレスト、コンスタンツァ、カルパチア、トランシルヴァニア、ドナウ河・・・。
これまで、少しばかり東欧への興味や、バルカン半島のこと、ハプスブルク帝国、ロシアなどの本を読むことはありましたが、ルーマニア単独の内容で本を読んだ事はなかったと気づきました。このルポは、開高健さんが、1960年にルーマニアに行かれたときのことを書いておられます。現在のルーマニアはどんなだろうと、インターネットで検索して少し読んでみましたら、とてもきれいな町の風景やいろいろな分野の話などを紹介しておられるブログもあり、時の経つのも忘れ没頭して読みそうできりがないので、先ほど見るのを中断しました。


話がそれましたが、50年くらい前のルーマニアのことを書いておられるのですが、今読んでも何も知らない私にとってはとても面白い内容でした。
ガイド役を勤めておられた25歳のマグダレナさんの厚い友情に包まれての日々に親しみを感じながら読み終わりました。
ルーマニアの事を知るきっかけになりました。
次は、チェコスロバキアポーランド、中国と続きます。贅沢にも開高健さんの案内でしばらく、じっくりと4つの国の勉強と旅をしようと思います。

過去と未来の国々  ―中国と東欧― (光文社文庫)

過去と未来の国々 ―中国と東欧― (光文社文庫)