『プライドと偏見』を見る

きょうのお天気は本格的な雨模様ですので、静かに昨日借りてきたDVDの鑑賞を楽しむことにしました。
今日見るのは『プライドと偏見』という2005年に作られたイギリス映画です。このエントリーを書く前に少しだけ、ウィキペディアや他の紹介文を読み、にわかごしらえの知識を詰め込んだ頭で書いてみます。内容など不確かな所が多々あるかもしれません。お許しください。

プライドと偏見 [DVD]

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以前ジョージ・エリオット作『サイラス・マーナー』という本を読んでいましたが、同じくイギリスの女性作家ジェーン・オースティンの『高慢と偏見』という長編小説もおもしろいよと、ひさしぶりに妹と文学談義になり教えてもらいました。時間が取れたらいつか読んで見たいと思っていたのですが、まだ読めていません。
そうなるとすぐ思うのは、映画化されているので先に映画を見てみようかということです。


ヤフーのページにて予告編を少し見れるようですが、(http://info.movies.yahoo.co.jp/detail?ty=mv&id=323368)美しい田園風景や建物に酔いしれる事が出来、もちろん原作も魅力的だからでしょう、127分の時間、物語の世界にいつのまにか強く引き込まれていました。原作者オースティンのメッセージが表されているのでしょうか、18世紀のイギリスの人々の生活、今と違って女性には財産の相続権がなく、特別“結婚”に人生が大きく左右される時代。
現代だとそれはないでしょうと言うことも多いのですが、ユーモアも交えた雰囲気で必死になってお婿さん探しに奔走する家族の様子が、だんだんと「そう言う人間の心理、わかるような・・・。」と、遠い話には思えなくなってきたりします。たとえば、主役となるキーラ・ナイトレイが演じる次女エリザベスが、はじめの印象では高慢だと決めつけていた男性、他の噂話などで偏見を持ってしまう。片や、一見プライドの高い男性役のマシュー・マクファディン演じるダーシーも、悩みながらもエリザベスに惹かれて行く・・・男女の心の機微にも目が離せません。
現代にも通じるメッセージを映画から感じる事が出来る気がします。パソコンの小さな画面で見てもよかったので、次回はもっと大きな画面で見ようと思います。さらに、じっくり原作も読んでみたくなりました。