「夢をみる作家たち」(2)

きょうは、マヤ・アンジェロウさん。

この方は、1970年出版の自伝『歌え、翔べない鳥たちよ』
がベストセラーとなりました。

について語っておられます。
「わたしは夢には機能があると本気で信じています。・・・
(省略)・・・夢を見るのには理由があると確信しています。
・・・・・・・夢は何でも教えてくれます。問題も解決してくれます。
とくに、物を書く場合はね。

・・・だれにもわかるとおり、人は脳の働きによって、現実の時間の中よりも
夢の中にいるときのほうが大胆になります。・・・現実の時間の中では
ぜったいにやらないようなことを夢で経験できます。・・・
・・・人は自分の内面にどこまでも深く入り込んでいくことができます。
夢も深遠なる言葉かもしれませんね。」(P.48)


また、こんな言葉に、励まされます。
「ときどき、スランプになることはたしかにありますけど、
『スランプ』なんて言葉は使いたくありませんね。
そう呼ぶと、こっちの望む以上の力を与えてしまうみたいだから。・・・・
・・(省略)・・
こんな、どうしようもなく退屈で下手くそなものでしかないかも知れない
でも、わたしは書こうとします。書くときには書きます
すると、わたしが真剣に取り組んでいるのだと詩の女神
が確信して、
「わかった、わかった。今、行くわ」と言ってくれる
みたいですね。・・・」(P.47)


「・・・何が何でも書いて書いて、書きつづけます。・・・・・」(P.46)

Maya Angelou

1928年、ミズーリ州セントルイス生まれ。
1970年出版、自伝『歌え、翔べない鳥たちよ』がベストセラー
主な作品に、『街よ、わが名を高らかに』
      『星さえもひとり輝く』
  最新作、『Phenomenal Woman』