里山を美しく

 ひさしぶりに田舎に帰り、裏山の竹やぶに入り親の手伝いをしてきました。たくさんはえてきた竹を切って少し明るくしようということです。『竹林をめでる』といった、優雅な面持ちとは違い、美しくというよりは生活しやすいようにととりあえず切って切っての繰り返しです。にょきにょきとあちらこちらから顔を出したたけのこの時期は遥か前のことで、長く伸びきってうっそうとしています。前回帰省した時にもたくさんのこぎりで切ったのですが、今回もその続きです。
 ターシャ・テューダーさんのニューイングランドの美しい庭のように、「これが私の庭です」というふうに、私の田舎も花をいっぱい咲かせられるといいなあ、とは“かすかな夢”もあったりはするのですが、なかなか私自身、働き者ではないので、現実の生活の前では“夢”はずいぶん遠くの方に“点”のように見えるだけです。
 とにかく元気でいて少しでも草に埋もれた田舎生活にならないよう、ときどき田舎に出向いて頑張りたいと、ちょっとりっぱなことも考えたりしましたが、続くといいのですが。
 ※右上の写真は、北岳付近の花です。名前はまだわかりません。下の写真も北岳にて撮影。