「夢をみる作家たち」(1)

 「夢をみる作家たち」を、読んでいます。

夢をみる作家たち

夢をみる作家たち


何かを深く考えることの少ない生活をしているので、
きょうから、この本で取り上げられている、
作家の語られることを、少しずつ、書いてみようかと思います。
最初は、イサベル・アジェンデさん。


この方のインタビューのなかで、第1に、書き留めたいことは、


「わたしは、祖母が自分や自分の孫の中に生きていると信じています。
まだ見ぬひ孫の中にも生きていくんだと信じています。
そして祖母に会いたいときは、・・・・省略・・・・
耳を傾けさえすればいいんです。求めさえすればいいんです。」

こう書かれていましたが、私も、同じような考えを、持っていたので、
イサベルさんに、親近感を持ちました。

「死んだ人ひとりひとりの霊がいて、私たちが寝ている間にやってきて
悪さをするなんて、わたしは信じていません。ちっとも、
わたしたちはみんな、ある種の普遍的な霊の1部なんだと思います。
・・・・省略・・死ぬときは、それに戻っていくんだ、・・・
だから自分もすべてのもののなかに生きつづけるんだ、という、
すばらしい心安らぐ考えに共感することができれば、そうすれば
霊というものにも意味が出てきます。」


Isabel Allende
1942年ペルーのリマ生まれ。
デビュー作 『精霊たちの家』
他に、『エバ・ルーナ』『エバ・ルーナのお話』など。


写真:いつも私が、お世話になっている図書館のある
   区民センターです。