ガープの世界


 同じ題材で、映画と小説どちらもある時に、どちらを先にしようかと思う事があります。小説を先に読むこともしばしばありますが、今回は映画を先に見ましたので、その話題を書きます。
 もうだいぶ前の話ですが、ジョン・アーヴィングというアメリカの作家の人の作品を原作にした『ガープの世界』と『サイダーハウス・ルール』と言う映画を、レンタルして見てみました。
どちらも、おもしろい、それぞれ2時間少しの時間を充実感を持って過ごせました。

 どんな内容かと言いますと、本当にかいつまんで書きます。

ガープの世界』THE WORLD ACCORDING TO GARP 136分
 出演 ロビン・ウィリアムズ  メアリー・ベス・ハート  グレン・クローズ

 ふつう、これほどショッキングな出来事が一人の人のまわりに凝縮されるとは思えませんが、世の中にある性に関するいろいろな問題が提示されます。(ウーマン・リブ運動、レイプなどのセックスの犠牲になった人の施設のこと、性転換をした友達との交流、夫婦の問題、浮気とその後の生活などなど・・・・)

>このような問題をネアカに提示し、人間的なやさしさに包まれる映画。(この言葉は、映画の解説書からの引用ですが、わたしも似た感想を持ちました。)

 また、映画の最初と最後に、裸の赤ちゃんが宙に放りあげられる画像とともに、ビートルズの、(When I'm 64)の曲が流れますが、作品を見終わった後味と曲から受ける印象がぴったりとあって、余韻に浸り、ひさしぶりに聴くビートルズの曲、よかったです。

サイダーハウス・ルール』については、時間がなくなりましたので、後日また書きます。

 小説はまだ読んでいませんので、読んで見たいと思っています。