古代ギリシャの文学など

 火曜日になると「図書館へ行こう」という気になってしまいます。月曜の休館日を挟み、待つことを強いられるからでしょうか、待った分エネルギーが貯まって軽く図書館へと足が運べます。きょうは天気もよかったので、こんな日には主婦は仕事が山積み状態ではあるのですが仕事はひとまず中断して、買い物ついで(いえ、図書館行きのついでに買い物?)に、出かけてきました。
 今日借りてきたのは、『ローマ人の物語』の関連の本と、庭仕事関連でハーブに興味があるので、ハーブ研究家の桐原春子さんの書かれた本など、予約していた本を受け取りに行きました。
 『ローマ人の物語』は、今は紀元前のお話ですが、書かれていることと今まで私の読書体験や、ブログからの刺激などがいろいろと交差して、思わぬ方へ興味が走ることがあります。先日もホメロス叙事詩イーリアス』へ飛びましたが、昨日はふと本棚の開高健さんの本を眺めていて、「フェスティナ・レンテ festina lente」(悠々として急げ)という言葉を思い出しました。この言葉、調べていると古代ギリシャの悲劇作家 ソポクレス(紀元前496年頃〜紀元前406年)『アンティゴネー』の231節に「フェスティナ レンテ」ということが書かれているという情報を見つけました。「確かめてみたい・・。」
 開高健さんと、古代ギリシャの悲劇作家ソポクレスとのつながりがあるのかどうかは、私にはぜんぜんわからないのですが、勝手に想像の世界をひろげ、『アンティゴネー』という本も予約してみました。
 古代のギリシャやローマに心が飛び、目の前の生活はどうなっているの・・・・気分も切り替えないと家族に迷惑がかかりますが、しばしの時間ブログに記録を残しました。

アンティゴネー (岩波文庫)

アンティゴネー (岩波文庫)

こだわりガーデニング12ケ月

こだわりガーデニング12ケ月

塩野七生『ローマ人の物語』の旅 (コンプリート・ガイドブック)

塩野七生『ローマ人の物語』の旅 (コンプリート・ガイドブック)

 ※以前、開高健さんのエントリーの中で「フェスティナ・レンテ」「悠々として急げ」にまつわる話を書いたことがあります。なんだか、懐かしい気持ちになってきますね。
http://d.hatena.ne.jp/rairakku6/20071218