宮部みゆきさんの言葉

 今朝は少しゆっくりした時間があったので、経済新聞を広げて『読書・クロスロード」の「私と読書」というテーマの作家へのインタビュー記事を読みました。
 今回は宮部みゆきさんです。わたしは、この作家のお名前はよく聞くもののまだこの方の本を読んだことがないのですが、1960年生まれで、オール読物推理小説新人賞山本周五郎賞直木賞毎日出版文化賞などを受賞されています。ミステリーや時代小説など幅広い分野でご活躍とか。(※紙面での紹介文より抜粋しました。)

 インタビューの中で特にこの部分に、目が留まりました。

 物語は日常にもあります。メールやチャットなど、ネット上で繰り広げられる活字の交換は、物語を生み出していると言えます。人生自体が物語とも言えます。でもこうした物語にエンディングはありません。そのことに疲れることもあります。
 私たち作家が紡ぎ出す物語は、必ず終わりのあるパッケージングされた物語です。終わりのわからない物語を生きる私たちにとって、「本」のエンディングは、時には癒やしになるんじゃないか。そうなるといいなと願いながら、本を書き続けています。(日本経済新聞 2009年7月29日28面)
   良い本に出会った時や、いい文章(言葉)に出会った時、幸せな気分に浸りますが、今朝もそんな気分で一日を気持ちよくスタートできそうです。 みなさんも、素敵な一日をお過ごしください☆!  (右上の写真は、運動公園で写したアガパンサスです。)