再興院展のようす


きょうは、広島で今開催されている日本画展のことを書いて見ます。
「再興院展 第91回」が、1月18日(木)から1月30日(火)まで、福屋八丁堀本店と福屋広島駅前店にて、開かれています。(最終日は午後5時閉場)
私は、美術展のことをあまり知らないのですが、はじめての方のために、資料を参考にして書いておきます。


>再興院展は、日本を代表する美術展で"日本画の最高峰”と言われる力作がそろう。運営は日本美術院
今回の広島では、巨匠から若手まで、地元ゆかりの作家たちの作品84点を2会場で展示されています。

入場料は、2会場で、800円(大人)・・・ちゅうぴーカード(中国新聞読者対象)を持っていくと、割引もあります。


私は、広島駅前店から見ましたが、入場して最初の絵から、ため息が出るほどでした。確か、「階段」という、日常生活を切り取った、どこにでもある風景を描いてあるのですが見入ってしまいます。どの絵も、力作ぞろいなのですが、「八甲田」は、冬山の厳しさを思わせました。
八丁堀本店へ移動して、まず目が行くのは、院展と言えばこの方。と、言うくらい有名な平山郁夫さんの「神峰黄山雲海図」です。ゆったりとした気持ちになる絵でした。チケットの絵になっています。
「桜韻」満開の桜が画面いっぱいに描かれていて、とてもきれいです。じっと見てみると、絵のかたすみに可愛い小鳥が1羽、止まっていました。桜の大樹と小鳥の対比が印象的でした。
絵を見ていると、思わず引き込まれると言うことがありますが、「吉備の鶴 ・誕生 鳴き合い」という2枚の絵がそうでした。
生まれたばかりの雛鳥を、親鶴がやさしく見つめている、そんな絵ですが、ふわっと、暖かい感情が、湧き出てきました。
「奏園」こちらも、じっと立ち尽くし眺めた絵ですが、美しい女性たちが縦笛や横笛を吹いたり、胡弓でしょうか、演奏していて、背景はとてもきれいなたくさんの花。楽園のようです。花の絵をどのように描かれたのかと、その技巧にも目が行きました。
1部だけかいつまんでの紹介で、うまくお伝えできませんでしたが、お近くの方は、どうぞ足を運んでご覧になってください。きっと、満足されると思いますよ。