カラマーゾフの兄弟(1)

「こんどこそ読み通そう」そう何度も考えては手にする本、『カラマーゾフの兄弟』ですが、いつのまにか“読みやすい”と評判になっている亀山郁夫さんの訳である文庫本5冊も買ってしまい、まさに読まれるのを待たれています。

カラマーゾフの兄弟1 (光文社古典新訳文庫)

カラマーゾフの兄弟1 (光文社古典新訳文庫)

これからしばらくは“ドストエフスキー週間”としたいと思います。よろしかったらお付き合いください。



 著者より
第1部 第1編 ある家族の物語
    1 フョードル・パーヴロヴィチ・カラマーゾフ
    2 追い出された長男
    3 再婚と二人の子どもたち
    4 三男アリョーシャ
    5 長老たち

きょうはここまで読みました。
著者より、という序文ではじまり、この部分は何回も読みましたが(読もうと思うたびにここから読み始めるからですが)
 その中に、気になったところがあります。
 
>>なぜなら、変人は「かならずしも」部分であったり、孤立した現象とは限らないばかりか、むしろ変人こそが全体の核心をはらみ、同時代のほかの連中のほうが、なにか急な風の吹きまわしでしばしその変人から切り離されているといった事態が生じるからであり・・・・・・。(P.11)