『ローマ人の物語』を読んで(1)

今読んでいる塩野七生さんのこの本ですが、読んでいる途中でも少しずつでもメモ書きのように書き残す方法で書いてみることにしました。以前ドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』も書き出すまでにしばらく時間がかかりましたが、なんとか最後まで読めましたので、それにならって『ローマ人の物語』も書いてみます。(無理やりの感じですね。できるかな?)
・『ローマ人の物語1 ローマは1日にして成らず』(上)1
   読者へ  
   序章             (〜P.28までを読む)
 大学生の時に、後にも先にも1度だけローマを訪れたことがあります。旗の後をついて行くような団体旅行でしたので、イタリアの名所めぐりをしたもののそこで得たものを何かに活かすことなく30年近くたってしまいました。化石のごとくなった記憶のかけらですが、この本を手に取り読んでいると、ただものめずらしく見たり、感嘆した建造物や芸術品のかずかずが、ほんの数年前の出来事のように目の前によみがえってきます。
 塩野七生さんの書かれたこの本、昔の旅を思い出そうと手に取ったわけではないのですが、思いがけず21歳の時には思いもしなかったことにまで考えを広げてもらえそうで、別の楽しみも増えそうです。
「すべての道はローマに通じる」「ローマは1日にして成らず」・・・このような有名な言葉の意味、少しずつ考える“時”を、持てそうです。
また、読んでいるうちに日本の歴史物も気になり始めます。刺激が刺激を呼ぶのでしょうが、ここはぐっとがまんしてまず目先から。 
 感想になっていませんが、助走しています。