『失われた場を探して』の本が届く

失われた場を探して──ロストジェネレーションの社会学

失われた場を探して──ロストジェネレーションの社会学

 追いかけっこのような読書が続いていますが、本との出会いも縁との思いで、この12月5日に世に出る(出版)されるメアリー・C・ブリントンさんの『失われた場を探してーロストジェネレーションの社会学』を購入してみました。(まだ5日にはなっていませんが、昨日届きました。)『アーキテクチャの生態系』もまだ十分に感想が書けていませんが、次々に気になる話題の本が目の前に現れますので、机の横はご想像通り本の山は高さを増すばかりです。
 とはいえ、今年になって急に世界レベルの不況の波が寄せてきて、就職に対してのニュースにも敏感に反応してしまうこの頃です。そんな折に「失われた世代」・・就職氷河期に学校を卒業、社会に出ることになった世代に視点をおいて、日本研究歴30年以上のアメリカの教授が初の日本語の本を出されたと知り、何はおいても読んでおかなくてはと、いつものように注文しておりました。
 昨日は、青山ブックセンターで出版記念のトークショーもあったそうですが、どんなお話をされたのか、気になるところです。(近ければ、是非行ってみたかったですね)
 この本は、横浜逍遥亭の中山さんのご紹介ですが、本を読みながら中山さんの下の2つのエントリーをもう一度読み返しましたら、先日はまだ疑問となっていたことなどがよく理解できました。
http://d.hatena.ne.jp/taknakayama/20081202
http://d.hatena.ne.jp/taknakayama/20081203
 身近なところでは、シュンポシオンのこれまでのいろいろな集まりや、12月13日に実現する皆さんとの出会いやつながりは、メアリー・C・ブリントンさんの書いておられるところの幅広い人脈(=ウィークタイズ)を築いていることなのかと気づいたことです。改めて“シュンポシオン”は貴重な体験だと意識しました。
 梅田望夫さんから影響を受けた方が多いシュンポシオン仲間ですし、また考えてみると、アメリカや海外に住まれたことがあったり、影響を受けた方々が周りにはたくさんおられることからも、「ウィークタイズ」を進んで築く姿勢がシュンポシオン仲間の中に反映されているのかなと思いました。
 きょうは本の深い内容にまで触れることができませんでしたが、ひとまず気づきを書いてみました。