開高健記念館へ

 以前から一度訪れてみたいと思っていた場所、茅ヶ崎市にある開高健記念館へ行ってきました。ブログを読んでいる時に、実際にお会いする前と後では同じエントリーを読んでもその文章から受ける刺激が全然違うのと同じように、ある作家の本を読んでいる時、作家のことを深く知るほど(実際にお会いできればそれが一番なのですが)文章からくみ取れるものが違ってくると、しばしば強く感じます。そんなこともあって、開高健さんの記念館のあることを知ってから、行く機会がないかとその時を待ち望んでいました。
 開高健さんの本を読み始めたのは、ブログを始めた頃からですので2年くらいしかたっていません。まだまだ駆け出しの読者ですが、記念館へ行ってみることで、また何かが変わるかもしれない・・・難しい理由は特にないのですが、自分の気持ちに素直になって出かけてきました。




記念館の中で親切に説明して下さった職員の方と。(お願いして一緒に写真に入ってもらいました。)


 訪問した日曜日は、冷たい雨が降っていました。駅から歩いてもすぐ着くかな、そう思ったのと、開高健さんの住んでおられたところをゆっくり歩いてみたかったのとで、40分くらいかけて記念館にたどり着きました。
 記念館に入ったすぐから、「これは何と言う感情なのだろう」そう思うような心にじーんと迫るものがありました。なにがそうさせるのでしょう。
 館の雰囲気、あたたかい職員の方の応対、水仙の香り、自筆の原稿用紙、開高さんの愛用された品々(特に文字の刻まれたライター)・・・

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 土曜日のシュンポシオン横浜に続いて、日曜日も貴重な時間を過ごすことができました。メモ書きくらいしか書けませんでしたが、記録しておきます。