院展へ行きました

 毎年一月になると院展のことが気になります。今年も広島での展覧日では最終日となる2月3日(火)に出掛けてきました。
『第九十三回再興院展』、会場はいつものように福屋八丁掘本店と福屋広島駅前店の二会場です。
大きな作品がどーんと並んでいるので、会場に入ったとたんに圧倒されて息をのみます。はじめに広島駅前店に行ったのですが、同人の松本哲男さんの文明アジア「仏跡」のとても大きなキャンバスの中央にハスの花に包まれた「仏跡」に出迎えられた感じでした。いつもながら、どの絵もそれぞれの作者の意気込みが絵の中に込められていて、迫力があります。歩きながら名前を覚えている方々の絵を探してしまいますが、名波多目功一さんの「北城の春」、平山郁夫さんの「祈りの行進・聖地ルルド・フランス」、西田俊英さんの「晨・鶴」、手塚雄二さんの「朝霧」。
 今年もまた、名前を覚えた方々の新しい絵を真近で見れたという喜びに浸ってしまいました。
 あたらしく名前を覚えた方で、「春立つ」という題のついた絵を描かれた松本高明さん、同人の方ではなかったので帰りがけに立ち寄ったショップには絵ハガキとしては売られていませんでしたが、雑草の中から覗いた白梅がとても印象深く、匂いたつような感じが好きでした。
 たくさんの素敵な絵に囲まれた、優雅なひとときを過ごしました。