脳の働き(『つながる脳』を読む(2))

 『つながる脳』の感想を書いてみようと本をめくりながら、思いは関係のないことなどへと広がっていきます。
著者の藤井さんは、「脳科学はヒトを幸せにできるか」と“はじめに”のところで強調されています。

 ヒトとヒト、ヒトと社会がうまくつながっていくために、ある状態の時にどんなふうに行動したり、考えたりするのか。そういうことを、脳科学の研究で明らかになれば、学問の世界の知識が実生活にも役立って人が幸せになれるかもしれませんね。
 この分野の研究はまだまだいままであまり行われていないそうですが、新しい研究を始めておられる過程を読みながら、たとえば2頭のおサルさんの行動パターンの結果には、関心がありました。
 “ヒトとヒト、ヒトと社会がうまくつながっていくため”の悩みは、だれもがいつでも抱えるものです。身近であれば、子供たちの悩みを聞いた時、私の持っている知識―経験上身につけたいろいろな知識―を駆使して、いろいろな話をしたりします。本、映画、人から聞いたこと・・・知識が豊富で、的を得ていればいるほど、子供の悩みを軽くすることができます。
 また、自分が悩む時、やはり、いい本、いい映画、いいドラマ、人の忠告・・・考えるヒントがあると、真っ暗闇から明るい野原へと出るように、悩みを解消する助けになるものです。
 そんな意味からも、科学の面からヒントになるものを見つけ出してもらえるのは、ヒトを幸せにすることへときっとつながるのだろうという気がします。


 ちゃんとした感想にはなりませんが、まずきょう思ったことを書いてみました。