『グリーン革命』(6)
第5章 地球惑乱
異常な形で気候が変動しているということについて、いろいろな話が紹介されています。
その中で、今回目にとまった話題として、「地球の温暖化」ということについて、“人間の行動が気候を変えている”と言う意見が9割がた、そして残り1割は、“人間の行動が気候を変えているかどうかは不明である。”と書かれていたところです。
残りの1割に当たる部分を、科学者の人たちは今も研究し続けているということですが・・・。
2005年8月に発生した、ハリケーン・カトリーナや、2007年に起きたサイクロン・バングラデシュ など、「気候が温暖化してきたことで大きな被害となってしまったのでは?」 とニュースなどで聞きましたが、“自然には逆らえない”、“自然の猛威の前では人間はなすすべもない”、・・・・本当にそうなのかと言うことを考えさせられます。
著者のこの文章をきょうは、抜き出しておこうと思います。
では、エネルギー気候紀元に突入した私たちは、いったいどこにいるのだろう?気象がおかしくなっていると考えている人々は多いが、それが危険な段階に達しているから、“対処できなくなるのを避け、避けられないことに対処する”ために必要なことをやらなければならない、と考えるには至っていない。私たちはもっと想像力を働かせる必要がある。変化の度合いが、すでにありきたりの予測よりも大きくなっていることを認識する必要がある。(p.206)