『カラマーゾフの兄弟』

 以前、開高健さんのエッセイを読んでいた時にもお薦めの本として書いておられた『カラマーゾフの兄弟』。近頃書店の売れる本としても、少し話題にもなってきているようですので、私も読んでみようかと、原 卓也訳、新潮文庫の本を手にとって見ました。

カラマーゾフの兄弟〈上〉 (新潮文庫)

カラマーゾフの兄弟〈上〉 (新潮文庫)

カラマーゾフの兄弟〈第1巻〉 (岩波文庫)

カラマーゾフの兄弟〈第1巻〉 (岩波文庫)

 先日、妹とその話しをしていましたら、妹は岩波文庫米川正夫翻訳を読んだとか、「ああ、いろいろな方が訳されているんだ。」と、改めて思いました。
さらに、田舎に帰った折、本箱を眺めていましたら、私は読んでいなかったのですが世界文学全集(講談社)の中に、『カラマーゾフの兄弟』を発見して、なんだかうれしくなりました。私の中学生の頃にでも親が買っていたのでしょう。(妹には役立ったようですが)40年近くたった今、私にとってこの本が日の目を見た、生きたものになりました。それはともかく、こちらは、北垣信行訳となっていました。原 卓也さんの訳とはまた少し雰囲気が違っていて、小説の筋とは別な興味もそそられました。(翻訳という事に関して。)


 まだ、少ししか読んでいませんので、カラマーゾフの兄弟の感想を書くところにいたりませんが、軽い、明るい気持ちで読める内容ではないので、元気のない時にはなかなかページが先へ進みません。そのうち少しずつ思い出したようにブログに読後感を書けたらいいなと思います。