読書

文章を書くこと

税理士試験の勉強をしなければと、しばらく読書感想文や音楽鑑賞など、まとまった文章を書くことから遠ざかっていました。 この頃文章を書くことに対して、私の目の前には見えない壁があり、それがどんどん高くなっていくような気がしています。 当たり前と…

『青春を山に賭けて』を読み始める

数日前に横浜逍遥亭にて植村直己さんの本を紹介しておられた。(http://d.hatena.ne.jp/taknakayama/20080612/p1) いろいろしなければいけないこともたくさんあるのですが、ほんの少しずつでも読めればいいかなと、買ってみました。 まだ数ページしか読んで…

『シュンポシオン』を読みながら

ここ何日間かにわたって倉橋由美子さんの『シュンポシオン』をパソコンの横に置き少しずつ読んでいました。 いつも私のブログを読んでくださっている方には、この本を手に取ったわけはお察しいただけると思いますが、『横浜逍遥亭』にて告知されました「シュ…

『高慢と偏見』を読んで(3)

少し飛ばしながら最後まで読み終わりました。映画版を先に見ているせいか、話の盛り上がった所を早く読みたい気持ちがつい起きてしまいます。 それはどんなところかというと、私が今回注目しているエリザベスとダーシーの恋の行方に関してですが。 最初はダ…

『高慢と偏見』を読んで(2)

前回に引続き感想を書いてみようと思いますが、今読んでいる本は、世界文学全集1969年講談社発行、伊吹知勢 訳 ですが、こちらは絶版となっていて、引用ページを書いても、あまり参考にならないかとも思い始め、もう1冊新潮文庫 中野好夫 訳,も読んで…

オースティン『高慢と偏見』

先日来、名古屋や横浜でお会いした方々から私のしばらく書いていた『カラマーゾフの兄弟』のエントリーを楽しみにしてました。と、直にお聞きする事ができ、何かまた、読書感想書いてみようと、その気になってきました。 今、気になっているのは、ごく最近と…

『私塾のすすめ』を読んで

1度読み終え、昨日感想を書き始めましたが、読み返してみると小学生の作文のようです。横で見ている主人に言わせると「実力だから仕方ないよ。」 「そうですね。」 ありのままでいくことにします。今週は、ブログで知り合った方々と名古屋と横浜でお会いしま…

『私塾のすすめ』をめぐり

朝からなぜか、胸が詰まる思い、思わず涙が出てしまいます。 いつものようにブログ仲間の方のエントリーを読み始めましたが、 中山さん(http://d.hatena.ne.jp/taknakayama/20080509/p2) 山崎さん(http://d.hatena.ne.jp/caesarkazuhito/20080509)のエン…

カラマーゾフの兄弟(13)

やっと全巻(1〜5)読み終わりました。ブログに感想を書いていなかったら、たぶん途中から飛ばし飛ばしの読みをしていたと思うのですが、今回はじっくり読めて充実感が心の中でこだましています。カラマーゾフの兄弟 4 (光文社古典新訳文庫)作者: ドストエ…

『すごいやり方』やってみよう!

昨日、申し込んでいた本が届きました。 segawabikiさんのブログの「楽しそうに!」のエントリー (http://d.hatena.ne.jp/segawabiki/20080429)で紹介されていた、大橋禅太郎さん、倉園佳三さんの著作『すごいやり方』です。すごいやり方作者: 大橋禅太郎,…

カラマーゾフの兄弟(12)

感想を書きはじめ光文社の5冊のうちの中盤、3部の第9編となりました。ゆっくりの読書で、ここを読んで下さる方には興味がそがれるかもしれませんが、私にとってはちょうどいい速さのようで、この調子なら読了できそうです。カラマーゾフの兄弟3 (光文社古典…

カラマーゾフの兄弟(11)

第3部 第8編 ミーチャ を読みました。カラマーゾフの兄弟3 (光文社古典新訳文庫)作者: ドストエフスキー,亀山郁夫出版社/メーカー: 光文社発売日: 2007/02/08メディア: 文庫購入: 12人 クリック: 47回この商品を含むブログ (171件) を見るミーチャというのは…

カラマーゾフの兄弟(10)

すこし中断していましたが、「第3部 第7編 アリョーシャ」のことを書いてみます。カラマーゾフの兄弟3 (光文社古典新訳文庫)作者: ドストエフスキー,亀山郁夫出版社/メーカー: 光文社発売日: 2007/02/08メディア: 文庫購入: 12人 クリック: 47回この商品を含…

カラマーゾフの兄弟(9)

カラマーゾフ家の騒動はまだ波乱を含みながら大きな変化はなく、第6編は死の縁におられるゾシマ長老のことを主に書かれています。 第6編 ロシアの修道僧 1 ゾシマ長老とその客たち 2 神に召された修道苦行司祭ゾシマ長老の1代記より 3 ゾシマ長老の談話と…

カラマーゾフの兄弟(8)

2部の第5編 『プロとコントラ』を読みました。この表題の意味からしてわからなかったのですが、「肯定と否定」「賛成と反対」という意味だそうです。 神は存在するのか、しないのか。不死はあるのか、ないのか。このような問いが、この小説の中で幾度も出て…

カラマーゾフの兄弟(7)

読んでいる途中の『カラマーゾフの兄弟』ですが、昨日第5編「プロとコントラ」の感想を書きかけて自分でも何を書いているのかわからなくなり、今日に持ち越されました。たくさん立派な感想文が世の中に出ている事を思うと、私が強く心に残った事を中心に書く…

カラマーゾフの兄弟(6)

第2部に入りました。長男ドミートリーと父フョードルの財産相続問題の話はそのままですが、第4編は『錯乱』という題になっていて、ドミートリーとイワン、そしてカテリーナの関係について焦点が当てられています。カラマーゾフの兄弟2 (光文社古典新訳文庫)…

カラマーゾフの兄弟(5)

感想文を続けて書いていますが、ここまで読んでいて最初持っていた「テーマが重たくて気持が暗くなるのだろうか。」というのとは違い、深く人間の心や物事に目を向けられる有意義な読書の時間を持てる、今はそう思うようになりました。カラマーゾフの兄弟1 (…

カラマーゾフの兄弟(4)

カラマーゾフ家の問題の話し合い、今日は第2編の後半部分、長男ドミートリーが遅れて登場した場面から始めます。 ドミートリーと父親とのすさまじい口論は、二人だけの事に留まらずまわりの人まで巻き込み修道僧の人々を冒瀆する発言へと止まらない勢いとな…

カラマーゾフの兄弟(3)

きょうは、2編の前半についてのお話をします。 カラマーゾフ家の財産相続問題を話し合うために、修道院に家族全員と親戚の二人も加わり話し合いが始まるという所です。 前半では長男・ドミートリーの到着が遅れていて、仲たがいの張本人である父と長男の直接…

カラマーゾフの兄弟(2)

昨日「『カラマーゾフの兄弟』週間を始めます。」と書きましたら、数個の☆マークをつけてくださったので、「書いてもいいよ。」と背中を後押ししていただいたような気持になり、元気に読書感想ブログ街道を進み始めました。この調子で読み通せればありがたい…

カラマーゾフの兄弟(1)

「こんどこそ読み通そう」そう何度も考えては手にする本、『カラマーゾフの兄弟』ですが、いつのまにか“読みやすい”と評判になっている亀山郁夫さんの訳である文庫本5冊も買ってしまい、まさに読まれるのを待たれています。カラマーゾフの兄弟1 (光文社古典…

『ペンギン村に陽は落ちて』を読む

ここ2週間の間少しずつ読んでいました『ペンギン村に陽は落ちて』をやっと読み終わりました。この本の作者、高橋源一郎さんは1951年の広島県尾道市出身の方です。(Wikpediaより) ペンギン村に陽は落ちて (集英社文庫)作者: 高橋源一郎出版社/メーカー: 集…

植物の成長と読書タイム

秋に種まきをした植物の様子を少し写真にとってみました。 (左)パンジー (右)デルフィニウム (左)ルピナス (右)ノースポール (左)ニゲラ (右)忘れな草 (右)ハナニラ・・・ これは、宿根草で以前からのものです。 (右)シラー・カンパニュラータ ・・…

『「自分の木」の下で』を読む

少しずつですが大江健三郎さんの『「自分の木」の下で』を読んでいましたが、やっと読み終わりました。 近頃読んだ「臈たしアナベル・リイ 総毛立ちつ身まかりつ」は、大人へ向けたものでしたが、この本は大江さんが若い人たち、それも子供といっていい年齢…

早春の花・『ウェブ時代5つの定理』

外は青空が広がっていて洗濯物が気持ちよく乾きそうです。庭にはクロッカス(Crocus)のつぼみを見つけました。写真を撮りましたので載せてみます。 読書感想を書こうかと、午前中『ウェブ時代5つの定理』を読み直していました。ブログを書くようになって、…

春さがしと書店へ

昨日は仕事の合間に書店へと急ぎました。梅田望夫さんの『ウェブ時代 5つの定理』の発売日ですから。 並んでいそうなコーナーをざーっと書架と平積みされた所を見て回りましたが、まだ見当たらないようなので、店員の方に尋ねると、届いたばかりのようで奥か…

『サイラス・マーナー』を読んで(2)

ジョージ・エリオット作「サイラス・マーナー」の感想が書きかけになっていました。10日近くたってしまいましたが、思い出しながら書くことにします。 前にも書きましたが、この本のおおまかなあらすじはといいますと、サイラス・マーナーというひとりの織工…

『サイラス・マーナー』を読む

世界文学全集〈第2期 第6〉ディケンズ,G.エリオット 二都物語 サイラス・マーナー(1955年)出版社/メーカー: 河出書房発売日: 1955メディア: ? クリック: 5回この商品を含むブログ (2件) を見るきょうは、ジョージ・エリオットさんの『サイラス・マーナー』を…

大江健三郎さんの本を読む

読んでいる途中だった「らふたしアナベル・リイ総毛立ちつ身まかりつ」を読み終わりました。