読書

『美丘』を読んで

財務諸表論の学習はちょっと休憩して、先日は石田衣良さんの『美丘』を読んでいました。 ひさしぶりに読む恋愛小説で、今の私の歳からするとちょっとくすぐったいような気持ちになりはしますが、二十歳前後へと若返った気分で大学生の主人公たちの会話やいろ…

『国をつくるという仕事』

アマゾンに注文していた本が届く。 先日、ブログ仲間の方が紹介しておられた本です。(勢川びきさんの4コマ漫画にて http://d.hatena.ne.jp/segawabiki/20090427) まだ、はじめにのところくらいしか読んでいませんが、一気に読めそうなくらい惹きつけられて…

吉本隆明さんの講演CD

ずいぶん前に予約していた本の順番が回ってきて、やっと図書館から借りることができました。吉本隆明の声と言葉。〜その講演を立ち聞きする74分〜 (Hobonichi books)作者: 吉本隆明,糸井重里出版社/メーカー: 東京糸井重里事務所発売日: 2008/07/18メディア:…

『生きる意味』を読む

今読みかけている本『生きる意味』(上田紀行著)のことを少し書いてみようと思います。生きる意味 (岩波新書)作者: 上田紀行出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2005/01/20メディア: 新書購入: 15人 クリック: 180回この商品を含むブログ (48件) を見る ある…

出版された本

家事の途中、思い立ってブログ仲間の方々のこれまで出版された本を並べて見ました。 もちろん、1月30日出版されたid:yukioinoさん作・クトゥルーが表紙に載っている『リトル・リトル・クトゥルー』も登場です。 表紙に載っているクトゥルーは、妖怪なのに…

『不機嫌な職場』の読み始め

segawabikiさんのブログ『勢川びきの×記:4コマブログ』で紹介しておられた『不機嫌な職場』を読み始めました。http://d.hatena.ne.jp/segawabiki/20081218 「おもしろそうだな」と思い注文して、届いたばかりでまだ飛ばし読みの段階ですが、きょうはその中…

開高健記念館へ

以前から一度訪れてみたいと思っていた場所、茅ヶ崎市にある開高健記念館へ行ってきました。ブログを読んでいる時に、実際にお会いする前と後では同じエントリーを読んでもその文章から受ける刺激が全然違うのと同じように、ある作家の本を読んでいる時、作…

『失われた場を探して』の本が届く

失われた場を探して──ロストジェネレーションの社会学作者: メアリー・C・ブリントン,玄田有史(解説),池村千秋出版社/メーカー: エヌティティ出版発売日: 2008/11/28メディア: 単行本購入: 9人 クリック: 41回この商品を含むブログ (39件) を見る 追いかけっ…

本のことあれこれ

本を手にする方法、ふと気が付くとアマゾンで注文したり、広島市図書館のオンラインにて予約しておいて受け取りに行く、この頃いつのまにかこんな行動に落ち着いています。ブログが今の私の情報源として大きな位置を占めているため、毎日ブログを読みながら…

草花の成長と『笑顔のコーチング』を読んで

「さあ、久しぶりにブログを書こう。」自然に任せていると、こんなふう(休みがち)になっていきます。 みかんの収穫が始まり広島と岩国を行き来する日々が多くなりますが、きょうは休息日ということで、少しわがままをして読書タイム優先です。 昨日届いた…

『アーキテクチャの生態系』の読み始め

私の読書生活は、一貫した好みで流れているわけではなく、この頃はブログ仲間(いえ、師匠)の影響を多大に受けています。(時には妹からの影響だったりしますが。) 今回は、横浜逍遥亭で強力なお薦めだった、濱野智史さんの『アーキテクチャの生態系』を手…

『レヴィ=ストロースの庭』との出会い

レヴィ=ストロースさんも知らず、写真家の港千尋さんも今回初めてお名前をお聞きしたような読者なのですが、フランスのブルゴーニュの森にある高名な方の庭の名前に心惹かれたことと、今年100歳になられるレヴィ=ストロースさんのインタヴューをYouTubeで…

『ローマ人の物語』を読んで(9)

カエサルに焦点の当たった単行本4巻から5巻を読みました。ローマ人の物語 (5) ユリウス・カエサル-ルビコン以後作者: 塩野七生出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1996/04/01メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 12回この商品を含むブログ (23件) を見る カエ…

『ローマ人の物語』を読んで(8)

少しずつでも、感想を書いていくようにしようと思っています。ということで、きょうは第3章のポンペイウスの時代(紀元前78年〜前63年)から。 この章までが、「勝者の混迷」に入っているのですが、どんなところに“混迷”があるのでしょうか。 ローマ世界の内…

『ローマ人の物語』を読んで(7)

勝者の混迷 第二章 マリウスとスッラの時代 『ローマ人の物語』を読む楽しみの中に、ひとつは、カバーに使われているその当時ローマで使われていたコインを眺めたり、コインにまつわる話を読むことと、2つ目は、ハードカバーのほうでもローマ人の顔の彫像を…

『ローマ人の物語』を読んで(6)

きょうは、家にこもっているのがもったいないようなよい天気です。大分からは楽しそうな写真が次々にアップされており、ますますじっとしていられない気持にもなりますが、家族も出かけていてまとまった時間を自由に使えることもあって、読書感想を書くこと…

今読んでいる本

天気もよく秋祭りも順調に行われていますが、時間が少しあるのでパソコンの前に。 感想文まで書けないのですが今読みかけの本を写してみました。ブログ『kany bookshelf』にてkanyさんが紹介しておられた、『ドバイ発・アラブの挑戦』と、fuzzyさんにブログ…

『ウェブ時代をゆく』を読んで

今朝がた上の文章を書き、“ブログを書くこと”についてまだもやもやとしていましたので、その続きでもう少し書いてみることにしました。 「何か迷っていることがあれば、初心に帰ればよいかもしれない。」 ブログといえば、初心はこの方との出会いがスタート…

キャンドルの明かり

きょうは曇り空なので、なんとなく家事も落ち着きモードで食器戸棚を整理したりして過ごしていましたが、そのゆったり感の影響でブログにもこんな写真を載せてみました。 あやしい?・・・いえ、もう電気をつけるのでそんなことはありません。先日、無印のお…

『ローマ人の物語』と『サル学の現在』のあいだで

きょう、横浜逍遥亭でとりあげられていた「ブログの関係はサル的であるという説」を読んでいて、高崎山で目にする「頼る頼られる関係」はとても気持ちよいものだと、中山さんは書いておられました。http://d.hatena.ne.jp/taknakayama/20080923 サルの社会が…

『ローマ人の物語』を読んで(5)

きょうは、ハンニバル戦記(文庫本では3、4、5冊あたり)を読んでの感想を書いてみます。 ハンニバルと聞くと、世界史の教科書の中で、大軍を率い象まで連れてアルプスを越えているような絵、を思い出します。深くその状況を想像してみることがいままでに…

『一言半句の戦場』を読んで

一言半句の戦場 -もっと、書いた!もっと、しゃべった!作者: 開高健出版社/メーカー: 集英社発売日: 2008/05/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 6回この商品を含むブログ (10件) を見る きょうはひさしぶりに開高健さんの今年出版された本『一言半句の戦…

『ローマ人の物語』を読んで(4)

感想文、なかなか先に進みませんが、きょうは共和制になったローマのあたりを書きます。 (第二章 共和政ローマ ひとまずの結び P.12〜P.209)ローマ人の物語 (2) ― ローマは一日にして成らず(下) (新潮文庫)作者: 塩野七生出版社/メーカー: 新潮社発売日: 20…

古代ギリシャの文学など

火曜日になると「図書館へ行こう」という気になってしまいます。月曜の休館日を挟み、待つことを強いられるからでしょうか、待った分エネルギーが貯まって軽く図書館へと足が運べます。きょうは天気もよかったので、こんな日には主婦は仕事が山積み状態では…

『ローマ人の物語』を読んで(3)

ここ2・3日、休憩中はいつも塩野七生さんの本のページを開いているような生活をしていますが、にわか勉強ですので理解不足であったり、間違ったりしたことを書いている時もあります。昨日書いたことで、トロイの木馬の話ですが、ホメロスの叙事詩「イーリア…

「ローマ人の物語」(2)

第1章 ローマ誕生(P.30〜P.110) 落人伝説・・ 紀元前八世紀当時のイタリア エトルリア人 イタリアのギリシア人 建国の王ロムルス 2代目の王ヌマ 3代目 ・・ ・・ (略)ローマ人の物語 (1) ― ローマは一日にして成らず(上) (新潮文庫)作者: 塩野七生出版…

『ローマ人の物語』を読んで(1)

今読んでいる塩野七生さんのこの本ですが、読んでいる途中でも少しずつでもメモ書きのように書き残す方法で書いてみることにしました。以前ドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』も書き出すまでにしばらく時間がかかりましたが、なんとか最後まで読めま…

感想文になるには

何か一言でも書いて見ようと思うものの、本を読んでも感想文のスタートが切れない時があります。今読んでいる塩野七生さんの『ローマ人の物語』がそうです。 「なぜだろう」と考えるに、その理由の中には私のこれまでのローマの歴史に関しての蓄積がないから…

『人生を決めた15分創造の1/10000』

ひさしぶりに税務関係から離れた内容の本を手にしています。図書館に予約してから2カ月近く経ったのではないかと思いますが、以前セルゲイさんが(id:sergejO)紹介しておられた本で、奥山清行さんの著書『人生を決めた15分創造の1/10000』です。 ht…

マンガ『岳』

予約していた本が届きました。広島市まんが図書館に所蔵されていたようですが、人気があったからでしょう私の番が回ってくるまでに時間がかかったようです。 毎日4こまマンガを楽しみにしていますsegawabikiさんのところで紹介されていたお薦めのまんがです…